Quantcast
Channel: 仮想空間
Viewing all articles
Browse latest Browse all 122

狂歌東遊 序 浅草庵

$
0
0

 

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2533319/1/3

 

3

あひきする あまみや きひら そま たかへす(違えず)

おきな あきひと まてよにすめる民といふたみ(迄世に住める民という民)

たれもひなふりの一ふしをうたはさらむ(誰も鄙振の一節を歌わざらん)

まいてあらたまの(まして新珠の)春のあひては御代を

ことふき(寿き)我身をいはひ(祝い)おのか(己が)しらこゝ(?)ろ(知ら心?)を

やりて うめき出せる さとひことこそ

 

 

4

めてたくも めつらかに おかしけり これそ康衢の

老人の つちくわ(槌鍬?)をうちて うたひ美寿(みす?)人の

ほきこと(祝ぎ言)となへ いにしへ(古)のさま(様)も かゝりけんかし

いまや大政に落たるをひろはす(拾わず)夜の戸さし(閉ざし)に

かけかね(鐉)さゝぬ有かたき(ありがたき)都のさまを なにかしか

絵にうつさせ 例の友と ち(知?)のされこと(戯言)を物して

むしふすま(←?)臥遊の興をたすけむとす 斑孟堅

 

もしまた世に出て かくるさかへ(栄)を見まし

かは(ば) ふたゝひ筆を鳥かなく(が鳴く)東遊(あづまあそび)の都の

てふりしたはさらめやめてさらめや(?)

 

 寛政十一のとし むつき 浅草庵

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 122

Trending Articles