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源氏物語(三十)蘭(ふじばかま)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2567588/1/1

 

1

 

2

内侍のかみの御宮づかへの事をたれも/\そゝの

がし給もいかならん。おやと思ひ聞ゆる人の御心

だにうちとくまじき世なりければ。ましてさ

やうのまじらひにつけて。心よりほかにびんな

き事もあらば。中宮も女御もかた/\゛につけて

心をき給はゞはしたなからんに。わが身はかくは

かなきさまにて。いづ方にもふかく思ひとゞめら

れ奉るほどもなく。あさきおぼえにて。たゞなら

ず思ひいひ。いかで人わらへなるさまに見きゝな

さんと。うけひ給ふ人々もおほく。とかくにつけて

やすからぬことのみありぬべきを。ものおぼししる

 

 

3

まじきにしあらねば。さま/\゛におもほしみだ

れ。人しれず物なげかし。さりとてかゝる有さま

もあしき事はなけれど。このおとゞの御心ばへの

むるかしう心づきなきも。いかなるついでにかはも

てはなれて。人のをしはかるべかめるすぢを心きよ

くもありはつべき。まことのちゝおとゞもこのとのゝ

おぼさん所をはゞかり給て。うけばりてとりはな

ち。けさやき給へきことにもあらねば。猶とてもかく

てもみぐるしうかれ/\しき有さまにて心を

なやまし。人にもてさはがるへき身なめりと。中々

このおやたづねきこえ給ひてのちはことにはゞ

 

かり給けしきもなきおとゞの君の御もてなし

を。とりくはへつゝ人しれずなんなげかしかりけ

る。思ふことをまほならずともかたはしにても。う

ちかすめつべき女おやもおはせず。いづかたも/\は

づかしげにいとうるはしき御さま共には。何事を

かはさなんかくなんとも聞えわき給はん。よの人に

にぬ身の有さまをうちながめつゝ。夕暮れの空あは

れげなるけしきを。はし近くて見いだし給へる

さまいとおかし。うすきにび色の御ぞなつかしき

ほとにやつれて。れいにかはりたるいろあひにし

も。かたちはいとはなやかにもてはやされておは

 

 

4するを。おまへなる人々はうちえみ奉るに。

宰相の中将おなじいろの。いますこしこまやかな

るなをしすがたにて。えいまき給へるしも。又いと

なまあめかしうきよらにておはしたり。はじめ

より物まめやかに心よせきこえ給へば。もてはな

れてうと/\しきさまにはもてなしたまはざり

しならひに。いまあらざりけりとて。こよなくか

はらんもうたてあれば。なをみすに木丁そへたる

御たいめんはひとつてならでありけり。とのゝ御せう

そこにて。うちよりおほせごとあるさま。やがてこ

のきみうけたまはり給へるなりけり。大かへりお

 

ほとかなる物から。いとやすく聞えなし給けは

ひのらう/\しくなつかしきにつけても。かの野分

のあしたの御あさがほは。心にかゝりてこひしきを

うたて有すぢにおもひし。きゝあきらめてのち

にはなをもあらぬ心ちそひてこの宮づかへをおほか

たにしもおぼしはなたじかし。さばかりみどころ

ある御あはひどもにておかしきさまなることの

わづらはしき。かならずいできなんかしと思ふに。たゞ

ならずむねふたがる心ちすれど。つれなくすくよ

かにて。人にきかすまじと侍つる事を。きこえさ

せんにいかゞ侍るべきとけしきだては。ちかくさふ

 

 

5

らふ人もすこししりぞきつゝ。御几帳のうしろ

などにそばみあへり。そらぜうそこ(消息)をつき/\しう

とりつゞけてこまやかに聞え給ふ。うへの御けし

きのたゞならぬすぢを。さる御心し給へるとやう

のすぢなり。いらへ給はん事もなく。たゞうちなけ

き給へる程忍びやかにうつくしういとなつかしき

に。猶えしのぶまじく御ぶくもこの月にはぬか

せ給ふべきを。日ついでなんよ(吉)ろしからざりける。十三

日にはかはら(河原)へいでさせ給べきよしの給はせつ。なに

がしも御供にさふらふべくなん思ひ給ふるとき

こえ給へば。たぐひ給はんもこと/\しきやうにや

 

侍らん忍びやかにてこそよくはべらめとの給。此

御ぶくなどのくはしきさまを。人にあまねくし

らせしとおもむけ給へるけしきいとらうあり。中

将もらさじとつゝませ給らんこそ心うけれしのび

がたく思給へらるゝかたみなれば。ぬぎすて侍らんこと

もいと物うく侍る物を。さてもあやしうもてはなれ

ぬことの又心得がたきにこそ侍れ。この御あらはしご

ろもの色なくは。えこそ思給へわくまじけれとのた

まへば。なに事も思ひわかぬ心にはましてともか

くも思ふ給へたどられはべらねど。かゝるいろこそあ

やしく物哀なるわさに侍けれとてれいよりも

 

 

6

しめりたる御けしきいとらうたげにおかし。かゝる

ついでにとや思ひよりけん。らに(蘭)の花のいとおもし

ろさをも給へりけるを。みすのつまよりさしいれ

て。これも御らんずべきゆへは有けりとて。とみにもゆ

るさでも給へればうつたへに思ひもよらでとりた

まふ。御袖を引うごかしたり

 (夕霧)おなじ野の露にやつるゝ藤ばかまあはれは

かけよかごとばかりもみちのはてなるとかやいと心

づきなくうたてなりぬれど。見しらぬさまにやを

らひきいりて

 (玉鬘)たづぬるにはるけきのべのつゆならばうす紫

 

やかごとならましかやうにて聞ゆるよりふかきゆ

へはいかゞとの給へばすこしうちわらひてあさき

もふかきもおぼしわくかたは侍なんとおもひ給ふ

る。まめやかにはいとかたじけなきすぢを思ひしり

ながら。えしつめ侍らぬ心のうちをいかでかしろし

めさるべき。なか/\おぼしうとまんがわびしさに

いみじくこめ侍るを。今はたおなじと思ひ給へ

わびてなん。頭中将のけしきは御覧じしりき

や。人のうへになど思ひ侍りけん身にてこそいと

おこがましう。かつは思ふ給へしられけれ。なか/\

かのきみは思ひさまして。ついに御あたりはなる

 

 

7

まじき憑(たの)み思ひなぐさめたるけしきなど見

はべるもいとうらやましくねたきに。あはれとだに

おぼしをけよなど。きこえしらせ給ふ事おほ

かれどかたはらいたければかゝぬなり。かんの君

やう/\ひきいりつゝ。むつかしとおぼしたれば。心

うき御けしきかな。あやまちすまじきこゝろ

ほどはをのづから御らんじしるやいも侍らん物をと

て。かゝるついてにいますこしももらさまほしけれ

ど。あやしくなやましくなんとていりはて給

ぬれば。いといたくうちなげきてたち給ぬ。なか/\

にもうちいでゝげるかなとくちおしきにつけても。

 

かの今すこし身にしみておぼえし御けはひを。

かばかりのものごにしても御こえをだにいかならん

ついでにかきかんとやすからず思ひつゝおまへにま

いり給へれば。出給ひて御返事など聞え給ふ。この宮づ

かへをしぶげにこそ思ひ給へれ。宮などのれんじ給

へる人にて。いと心ふかきあはれをつくしいひな

やまし給に。心やしみ給らんと思ふになん心ぐる

しき。されど大原野行幸にうへを見奉りては。

いとめでたくおはしけりと思ひ給へりき。わかき人

はほのかにもみたてまつりて。えしもみやづかへのす

ぢもてはなれじ。さ思ひてなんこのこともかくもの

 

 

8

せしなどの給へば。さても人ざまはいづかたにつけて

かは。たぐひて物し給らん。中宮かくならびなきす

ちにておはしまし。又こきでんやんごとなくおぼえ「

ことにて物し給へば。いみじき御思ひ有ともたちな

らび給ふ事かたくこそ侍らめ。宮はいとねんごろに

おぼしたなるを。わざとさるすぢの御宮づかへにも

あらぬ物から。ひきたがへたらんさまに御心をきたま

はんもさる御なからひにてはいとおしくなんきゝ

給ふるとおとな/\しく申給ふ。かたしやわが心

ひとつなるひとのうへにもあらぬを。大将さへわれを

こそうらぬなれ。すべてかゝることの心ぐるしさを見

 

すぐさて。あやなき人のうらみおふかへりてはかる/\゛

しきわざなりけり。かのはゝ君のあはれにい

ひをきし事のわすれざりしかば。心ぼそき山

里になんときゝしを。かのおとゞはたきゝいれ給

へぐもあらずとうれへしにいとおしくてかくわた

しそめたるなり。こゝにかく物めかすとてかのお

とゞも人めかい給なめりとつき/\゛しくの給ひ

なす。人がらは宮の御人にていとよかるべし。いまめか

しういとなまめきたるさまして。さすがにかし

こくあうあまちすまじくなどして。あはひは

めやすからん。さてまた宮づかへにもいとよくた(足)らひ

 

 

9

たらんかし。かたきよくらう/\しき物の。おほやけ

ごとなどにもおぼめかしからず。はか/\゛しくて

うへのつねにねがはせ給ふ御心にはたがふまじなど

の給ふ。けしきの見まほしければとしごろかく

はぐゝみ聞え給ける。御心ざしをひがさまにこそ人

は申なれ。かのおとゞもさやうになんおもむけて大

将のあなたざまのたよりにけしきばみたりけ

るにも。いらへ給ふけると聞え給へば。うちわらひて

かた/\゛いとにげなき事かな。なを宮づかへをも何

ごとをも御心ゆるしてかくなどおぼされんさまに

ぞしたがふべき。女は三(みつ)にしたがふ物にこそあなれ

 

とついでをたがへてをのが心にまかせん事はあるまじき

事なりとの給ふ。うち/\にもやんごとなきこ

れかれとしごろをへてものし給へば。えそのすすぢの

人かずにはものし給はですてがてらにかくゆづり

るけ。おほぞうの宮づかへのすぢにらうろうせんと

おぼしをきつる。いとかしこくかどあること也となん

よろこび申されけるとたしかに人のかたり申侍

しなりと。いとうるはしきさまにかたり申給へば。

げにさ思ひ給らんかしとおぼすに。いとおしくてい

とまが/\しきすぢにも思より給ひけるかな。

いたりふかき御心ならひならむかし。いまをのづ

 

 

10

からいづかたにつけてもあらはなる事ありなん。お

もひくまなしやとわらひ給ふ御けしきはけざ

やかなれど。なをうたがひはおほ(置)かる。おとゞもさりや

かく人のをしはかる。あむ(案)におつる事もあらまし

かばいとくちおしくねぢけたらまし。かのおとゞ

にいかでかく心きよきさまをしらせ奉らんとおぼ

すにぞ。げに宮づかへのすぢにてけざやかなるま

じくまぎれたるおぼえを。かしこく思ひより

給けるかなとむくつけうおぼさる。かくて御ぶく

などぬぎ給て月たゝば猶参り給はん事いみ

有べし。十月(かんなづき)ばかりにておぼしの給ふを。うち

 

にも心もとなくきこしめし聞え給。人々は誰も/\

いとくちおしくて。この御まいりのさきにと心よ

せのよすが/\にせめわび給へど。吉野のたきをせ

か(堰)んよりもかたきことなればいとわりなしと各

いらふ。中将も中々なる事をうちいでゝいかにお

ぼすらんとくるしきまゝに。かけりありきていと

ねんごろにおほかたの御うしろみを思ひあつか

ひたるさまにて。ついせかしありき給ふ。たはや

すく。かるらかにうちいでゝは聞えかゝり給はず。め

やすくもてしづめ給へり。まことの御はらからの君

だちは。えよりこず。宮づかへのほどの御うしろみを

 

 

11

とをの/\心もとなくぞ思ひける。頭中将心をつ

くしわびし事はかきたえにたるを。うちつけなる

御心かなと人々はおかしがるに。殿の御つかひにて

おはしたり。なをもていでず忍びやかに御せうそ

こなども聞えかはし給ければ。月のあかき夜かつら

のかげにかくれてものし給へり。見きゝいるべくも

あらざりしを。名残なくみなみのみすのまへにす

へ奉る。身づからきこえ給はん事はしも猶つゝ

ましければ。宰相の君していらへ聞え給。なにが

しをえらひて奉り給へるは人つでならぬ御せう

そこにこそ侍らめ。かく物どをくてはいかゞきこえさ

 

すべからん。身づからこそ数にも侍らねど。絶ぬたとひ

もはべるなるは。いかにぞやこだいのことなれどたの

もしくぞ思ひ給へけるとて物しと思給へり。げに

としふごろのつもりもとりそへて聞えまほしけ

れと。日頃なやましく侍ればおきあがりなど

もえし侍らでなん。かくまてとがめ給ふも中々

うと/\(疎々)しき心ちなんし侍けるといとまめだち

て聞えいだし給へり。なやましくおぼさるらん

御几帳のもとをばゆるさせ給まじくや。よし/\。

げに聞えさするも心ちなかりけりとて。おとゞの

御せうそこども忍びやかに聞え給。よういなど人

 

 

12

にはをこり給はずいとめやすし。参り給はんほ

どのあない。くはしきさまもえきゝぬを。うち/\に

のたまはんなんよからん。なに事も人めにはゞかり

てえまいりこず。聞えぬ事をなんなか/\いぶせ

くおぼしたるなどかたり聞え給ついでに。いで

やおこがましきことゞもえぞきこえさせぬや。いづ

かたにつけてもあはれをば御らんじすぐべく

やは有けるといよ/\うらめしさもそひはべる哉。ま

づはこよひなどの御もてなしよ。北おもてたつか

たにめしいれて。君だちこそめざましくもおほ

さめしもつかへなとやうの人々とたにうちかた

 

らはゝや。またかゝるやうはあらじかしさま/\゛に

めつらしきよなりかしと。うちかたふきつゝうらみ

つゞけたるもをかしければ。かくなんときこゆ。げに

人ぎゝをうちつけなるやうにやとはゞかり侍る

程に。としごろのむもれいたさをもあきらめ侍らぬ

はいとなか/\なる事おほくなんと。すくよかに

きこえなし給ふに。まばゆくてよろづをし

こめたり

 (柏木)いもせ山ふかきみちをばたづねずてをだえ(緒絶)

のはし(橋)にふみまどひけるよとうらむるも人やり

ならず

 

 

13

 (玉)まどひけるみちをはしらでいもせやまたど/\

しくぞたれもふみゝし。いづかたのゆへとなんえお

ぼしわかざめりし。なにごともわりなきまでお

ほかたの世をはゞからせ給ふめれば。えきこえさせ

給はぬになん。をのづからかくのみもはべらしとき

こゆるもさる事なれば。よしながいし侍らん

もすさまじきほどなり。やう/\らうつもりて

こそはかくごん(かごと)をもとてたち給ふ。月くまなくさし

あがりて空の気色もえんなるに。いとあてやか

にきよげなるかたちして御なをしのすがた花

たかにていとおかし。宰相の中将のけはひあり

 

さまにはえならび給はねど。これもおかしかめるはい

かでかゝる御なからひなりけんとわかき人々はれ

いのさるまじき事をもとりたてゝめであへり。

大将この中将はおなじ右のすけ(次将)なれば。つねに

よびとりつゝねんごろにかたらひおとゞにもまうさ

せ給ひけり。人がらもいとかく。おほやけの御うしろみ

となるべかめるしたかやなるを。などかはあらんと

おぼしながら。かのおとゞの。かくし給へることをいかゞ

は聞えかへすべからん。さるやうある事にこそと心

得給へるすぢさへあれば。まかせ聞え給へり。この

大将は晴海やの女御の御はらからにておはしける

 

 

14

おとゞたちををきたてまつりてさしつきの御

おぼえいとやんごとなききみなり。年三十二三の

ほどにものし給ふ。北の方はむらさきのうへの御あね

ぞかし。式部卿宮の御おほいぎみよ。としのほどみつ

よつがこのかみは。ことなるかたはにもあらぬを。人が

らやいかゞおはしけん。をうな(嫗)とつけて。心にもいれ

ずいかでそむきなんと思へり。そのすぢにより

六条のおとゞは大将の御ことはにげなくいとおしか

らんとおぼしたるなめりけり。色めかしく打

みだれたる所なき様ながら。いみじくぞ心をつく

しありき給ひける。かのおとゞももてはなれて

 

もおぼしたらざなり。女は宮づかへをものうげにお

ぼいた也と。うち/\のけしきもさつくはしき。た

よりしあれば。もりきゝてたゞおほとのゝ御おも

むけのことなるにこしゃあなれ。まことのおやの御

心だにたがはずはと。この弁のおもとにもせめ給ふ。

九月(ながつき)にもなりぬ。はつしもむすぼゝれえんなる

あしたに。例のとり/\゛なる御うしろみ共の。引そ

ばみつゝもてまいる。御文どもをみ給事もなくて。

よみきこゆるばかりをきゝ給。大将どののには。なをた

のみこしも。すぎゆくそらのけしきこそ心づくし

 

 

15

 (髭黒)かずならばいとひもせまじなが月に命をかく

るほどぞはかなき月たゝばとあるさだめを。いとよ

くきゝ給ふなめり。兵部卿の宮はいふかひなきよ

はきこえむかたなきを

 (兵部)あさ日さすひかりをみても玉ざゝの葉分(わけ)のし

もをけ(消)たずもあらなんおぼしだにしらばなぐさ

むかたも有ぬべくなんとて。いとおかしげなる下を

れの霜もおとさずもてまいれる。御つかひさへぞ。う

ちあひたるや式部卿宮の(左)兵衛督は殿のうへの

御はらからぞかし。したしくまいりなどし給

君なればをのづからいとよく物のあないも聞て

 

いみじくぞ思ひわびけるいとおほくうらみつゞけて

 (左兵部)わすれなんと思ふも物のかなしきをいかさ

まにしていかさまにせんかみのいとすみつき。しめ

たる匂ひもさま/\゛なるを人々もみなおぼした

えぬべかめるこそさう/\゛しけれなどいふ。宮の御返

りをぞいかゞおぼすらんたゞいさゝかにて

 (玉)心もてひかりにむかふあふひだにあさをく霜

ををのれやはけつとおのかなるをいとめづらしと

見給ふに。身づからはあはれをしりぬべき御けし

きにかけ給へれば。露ばかりなれどいとうれしかり

けり。かやうになにとなけれどさま/\゛なる人々

 

 

16

の御わびこともおほかり。女の御こゝろばへはこの君を

なん。ほん(本)にすべきとおとゞたちさだめきこえた

まひけりとや

 

 

 

 

 

 

 


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